みなさん、こんにちわ マイタウン白河のスタッフ、のりです。
夏の真っ盛り、小峰城跡の城山公園にある白河集古苑を見学しました。
小峰城の三重櫓が白河駅のホームから見えますが、城山公園は歩くと距離がありますね。
目標がはっきりと見えるので頑張れます。健康に良いと思います。
↑ 小峰城跡の城山公園の外縁&駅方向
さて、公園内を少し歩けば、白河集古苑が見えてきます。
↑ 白河集古苑
見学時は特別企画展のプレ展示「150年前の白河と戊辰戦争」(6/9~7/29)中でした。
現在、8/11~10/8の間、特別企画展「戊辰戦争と白河」が展示されています。
平常展示されている結城家古文書館も変更して、特別企画展のブースにしているそうです。
↑ 特別企画展「戊辰戦争と白河」
入口のロビーには、小峰城の変遷の地図があります。
時代によって数度の改修がなされておりますが、丹羽長重公の大改修にびっくりです。
城の北に流れる阿武隈川の流れまで変えたのです。侍屋敷を広げるとともに、現在の市街地の基礎を造りました。
江戸時代、白河は「奥州の押さえ」として、幕末まで7家の大名が藩主を務めたそうです。
地理的にも重要な位置にある白河は、譜代大名や徳川家の一門大名が治め、幕府から重視されていたようです。(白河歴史の手引き「れきしら」から)
集古苑では、幕末・明治の藩主、阿部家の名品が展示されています。
阿部家から通算6人も幕府の老中を輩出したそうです。(白河集古苑リーフレットから)
ちなみに、老中とは定員が5名程度、普段の業務は月番制で毎月1人が担当し、重大な事柄があるときは合議していたみたいですね。臨時に老中の上に将軍の補佐役として大老が置かれることもありますが、老中は政務全般を担当するそうです。(wikipediaから)
現代に例えれば、内閣官房長官を毎月、交代で務めるような感覚でしょうかね。
全国の総石高は約2千3百万石(17世紀中頃)(wikipedeiaから)です。幕政を担う老中の任用要件は、2万5千石以上の譜代大名ですから、老中に就くということは、凄いですよね。
また、パネルでは、戊辰戦争が解説されています。白河市民としては、白河口の戦いが馴染み深いところですが、その後の棚倉落城、三春降伏、二本松落城から母成峠の激戦、そして会津へという一連の流れが分かります。会津地域における戊辰戦争の爪痕は、放送等を通じて広く国民に浸透していると思いますが、そこに至る道のりにも多くの悲劇があることを南関東出身の私は知らなかったので、もっと勉強しなければならないと感じました。
そのほか、展示品の中には、白河市歴史民俗資料館から木質の遺構が臨時展示されておりました。
白河には、森林も身近にありますね。檜風呂の薫りを楽しんだり、コテージに泊まったり、木の温もりを感じたいです。
城山公園の施設は、集古苑だけではありません。二ノ丸茶屋もあります。
インスタ映えする「白河だるまバーガー」(白河観光物産協会HP)は温存し、「とうふアイス」をチョイスしました。
↑ のぼり旗(夏限定、季節を感じます)
↑ とうふアイス(二ノ丸茶屋から三重櫓は木に隠れて見えません。死角があるのも魅力の一つです)
食べた印象は、豆腐アイス!という感じを受けず、味はバニラベースで美味しくいただきました。
豆腐と言えば、楽蔵(中町の商業施設)近くの「あづま豆富店」の「おからドーナツ」を思い出します。
次回の散策記で、詳しく紹介します。
集古苑の開館時間等は以下のとおりです。
○住所 白河市郭内1-73
○開館時間 9:00~16:00
○定休日 毎週月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
○料金 小中学生¥100 大人¥320
二ノ丸茶屋
○営業時間 9:30~17:00(LOは30分前)
○定休日 毎週水曜(集古苑は開館)